出発前
準備編

今年はどこへ行こうか。
春ぐらいから考え始める。
思いつくまま、ガイドブックを買いあさり勉強しつつ考える。
これは結構楽しい作業だが、いつも問題がある。
問題というより難関だ。
いつ休みが取れるのか?
むむむっ。カレンダーをにらみながらここでも考える。
で、結論は?
そう、やっぱり暮れに決行することして、行き先はパリ。
パリだけではもったいないなぁと思っていたところ
スイスの綺麗な街の様子がテレビで流れていた。
いいかもしれないなぁ。
そういえばスイスでロケをしたドラマもあったっけ。
ということで。

私はツアーというものを使わないので
おおよそ旅行の枠を決めたところで
ルーティングを立て始めるのだ。
行きたい所、移動、飛行機と列車の組み合わせ。
ホテルはどこにするか。
こういう能力がどこかほかで生かせりゃいいのになぁ、と思いつつ
秋にはルートを決定し、航空券、ホテルをまず手配。
昨年はホテルの手配が遅く、泊まりたいホテルが押さえられなかったので
早めに。
そして最後に列車の切符を買った。
こうな風にして、準備を行い、さていざ出発!




2009年12月20日(土)
いよいよ出発
直前にすったもんだし、直前まで荷造りをするような状態。
数時間の睡眠で起床。
今回の航空会社はエールフランス。
本来なら、スターアライアンス系に乗りたいところだが
帰りをスイスから乗り継ぐこともあり、エールフランスに乗ることした。
エールフランスは日に2便飛んでいるが、欲深く1時間でも早く着きたいので
早い便にした。結果、4:00起床!げぇ~
始発の成田エクスプレスである。

 

エールフランスのカウンターは激混み。
1時間近く並んでチェックインをする。
エールフランスはインターネットで
何十時間前からチェックインが出来るのだが、
荷造りですっかりそんなものは、忘れていた。
結果的には事前チェックインしていても、
荷物を預けるのに相当並ばなければ成らなかった模様。
やっと順番が来て、やれやれと思ったところ
「実はオーバーブッキングでして」
え””””!!!!!
乗れないといわれるのかと思ったら。
次の2時の便に変わってくれる人を探しているとの事。
速攻、断る(ビジネスクラスにしてくれるなら、ぐらい聞いてもよかったなと
後で思う)

出国も混んでいて、ソウル行きだと
1時間以上時間をつぶさないといけないのに
そんな事もなく、搭乗時間になる。
おかげで円をユーロに変える時間が無かった。
飛行機は満席で、最後部席でトイレの隣。これは案外便利な席でもある。
映画はちょっと期待はずれ。インディージョーンズ4を見ていると、機内食。

   
チキンは和食だったもよう。お味噌汁が付く。
映画はあとは大したことが無いので、寝てるかフライト情報を凝視していた。
となりのフランス人のおにーちゃんは、iPhoneで遊んでばかりいた。
エールフランスは間食はセルフサービスで、自分で取りに行くシステム。
朝食の前に、アイスクリームバーを1本食す。
朝食はほとんど手をつけず。

あまり長いと感じずにパリに到着。
荷物をピックし、出口へ向かう。なるほどここはパリだ。
チラシもおしゃれにエッフェル塔に置いてある。

 

さてと。
本日は始めての試みだが、ホテルにお迎えを頼んでいるのだ。
お迎えの人と無事に会えるか?!

ちゃんと私の名前を書いた人が出口にいるではないか!
なんとも贅沢だ。
こんにちは、と英語で名乗り、おじさんと握手をする。
おじさんはきちんと仕立ての良いスーツを着ていた。
私が両替したいと言ったので、おじさんと二人で両替所を探す。
正味5日間滞在なので、まず3万円をユーロに換金。
う~ん。東京のほうが率がかなりよかった....失敗である。

おじさんがスーツケースを引っ張ってくれて
おじさんの車へ。
ほぉ、綺麗な乗用車であった。まぁね。お迎えに60ユーロも払ってんだから。
タクシーだともう少し安いのかな。


■パリの恋人 ギジュとテヨンが踊った邸宅
Château de Montvillargenneというお城のホテルである。
そう、私の本日のお宿。大奮発で、今回最も豪華なホテルとなる。
比較的空港に近いため、1泊目にここへ宿泊することにした。
日本の旅行代理店やインターネットのリザベーションサイトでは
扱っていなかったので、直接ホテルに予約をし
ピックアップサービスを頼んだ。



ドラマと違い冬なので、蔦は枯れているが紛れもなく
あの道を通り、ホテルに到着。
クリスマスの飾りつけのフロントでチェックインをする。

  

部屋は思ったより簡素だが、ベッドルームが一段上になっていて
めずらしくバス、トイレが別だった。



私は庭側の部屋で、窓からはあの庭が見えた。
さて、1泊しかいないこのホテル。写真!写真!
勝手に適当なドアを開け、庭に出て夢中で撮っていると。

 

なんと。
オートロックだったらしい。
閉じ込められてしまった。レストランらしいところの窓を叩き
入れてもらう。あーあ。
そこで尽かさず、パリ恋の踊っているキャプションを見せて
「ここどこですか?写真を撮りたいんですけど」と聞く。
ああ、xxねぇ(とフランス語で言っていた)
と広間のようなところを開けてくれて、電気をつけてくれた。
もう、シャッターを押す指の振るえが止まらないっ。



パーティでもあるのだろうか?
興奮のせいか、写真の出来が今ひとつなのが残念。

すでに陽も落ちてきて、18:00ぐらいか。
興奮で空腹も感じず、ひたすら眠いので寝ることに。
なんとお風呂はジェットバス。
ゆったりと湯に浸かり、ベッドへ。
うとうとしていたら、花火のような音が。
が、そのまま寝てしまう。






2008年12月21日(日)
ようやくパリの街へ

6:00起床。
まだくらいので、夜の写真を撮れると思い 、朝食の前に外へ。
夜景の写真はなかなか難しい。

 

テヨン達が車で通った道は、案外短かった。
現地に来て見ると、そんなもんだ。
映像マジックである。
裏庭に出たら、また閉じ込められて、またまた開けてもらって入れてもらう。

楽しみな朝食。
レストランも美しく、さすがに豪華!ゆっくりと頂き、満喫する。

  

朝食後、身支度をしチェックアウトをする。
昨日、チェックインのときに9:00に駅に行きたいので
車を頼んでおいたのだが、やっぱり手配されていなかった。
タクシーは空港から来るので、30分ぐらいかかるらしい。
仕方ないので、またぶらぶら。
「列車の時間は?」聞かれるので嫌な予感はした。
タクシーが到着し(15ユーロ)、気の良さそうな運転手さんにも
「何時の汽車?」と聞かれ、「特に考えてないけど」と答える。
5分ぐらいで最寄の駅に到着し、運転手さんと握手しながら
「メリークリスマス!」と言って気持ちよく別れた。
が、嫌の予感的中。パリ行きの列車は出たばかりで、1時間後である。
駅前に何があるわけでなし。
チケットを買い、ひたすらぼーっと待つ。

 

ヨーロッパには多いらしいのだが、改札が無い代わりに
自分でバリデーションといって、刻印をする機械で
チケットを印字させる必要がある。フランスも国鉄はこのスタイル。
がちゃっとやる。
ちなみにチケット売り場は英語は通じず、私は身振り手振りで
向こうは筆談である。

無事、パリ北駅に到着。
  

ここから次のホテルまで地下鉄で1本。
地下鉄の駅に移動し、窓口で地下鉄の10枚回数券カルネを購入。

パリの地下鉄はスリが多い、とさんざん脅かされていたので
戦々恐々としてたのだが。
東京だってスリは多いぞ。と言い聞かせ、私は油断していないから!オーラを
出しまくり、無事に目的の駅へ到着。
駅から道が複数に分かれていたので、ちょっとウロッとするが
無事に到着。
ゴーギャンが定宿にしていたらしい3星のプチホテル。


ザルツブルグでプチホテルには懲りたので
(リフトの横の部屋でうるさくて眠れなかった)
あらゆる口コミを読みここに決めた。
「地球の歩き方」の割引を使い、ここもインターネットで直接予約を入れたので
(20ユーロoff)割引を強調せねば。
が、チェックインまでまだ時間があるので(丁度正午あたりに到着)
荷物を預かってもらい、ベルサイユ宮殿へ向かうことに。

さてベルサイユ宮殿行きだが、いくつか行きかたがある。
ホテルがモンパルナス駅に近いので、国鉄で行くことに。
国鉄には往復チケットと、宮殿の1day パスが一緒になった
お得なパックがあるということで、駅のインフォメーションで聞いてみた。
確かにあるらしい。で、購入し、どの列車に乗れば良いかを
教えてもらい列車に乗り込む。
ぼろな列車である。英語のアナウンスはまるでない。
大丈夫かなぁ。ほとんど人は乗っていないし。

 

が、まがりなりにも世界の観光地だ。
なんとかなるだろう。
ということで無事に到着。が、駅からどう行けば??
あまりにも案内が無いのだが。
観光案内所に寄ってくるんだったなぁ、と思っても遅い。
日曜日で店は閉まっているし。ほんとにここに宮殿があるのか?!



少ない人の流れに乗り、なんとかたどり着くと。
おぉ~門構えはすごい。

 

実は、ここも行った人には「がっかりするよ」と幾度となく聞かされていた。
で、結果、その通りだった。がっかり。
ガイド付きで行けば、ちがったかもしれないけど。
まぁ、だけどね。ここやあそこを、マリーアントワネットが歩いたかと思えば。
それなりに。
プチトリアノンや所謂ガイドブックショットの景色にはたどり着けなかったので
それは残念。

夕暮れも近くなったので、駅に戻りモンパルナス駅に向かう。
なぜか良い車両だったので2F席に座る。



モンパルナス駅からホテルに戻る道をまた迷う。やっとチェックイン。
実は全く寒くないパリだが、さすがに日が沈むと冷え込んでくる。
この時点で手袋もストールも未使用。

無事ホテルにチェックイン。
おかげさまで、リフトから一番遠い奥の部屋。
可愛い感じの部屋である。
 

数件隣にチャイニーズのテイクアウトのお店があり
そこでチャーハンと春巻きを2本、水とジュースを購入。
暖めてくれたので、あったかい食べ物にありつける!
おいしいぃ。

テレビは言葉が分からないので
子供チャンネルのようなところでピンクパンサーをやっていたので
見入る。あとはCNNぐらい。
バスタブつきなので、ゆっくりと湯船に浸かり19:00に就寝。




2008年12月22日(日)
パリの恋人!

7:00起床。
朝食へ。11ユーロだから、コールドブレックファーストだ。
ミルク、オレンジジュース(これはフレッシュで美味しかった!)、
パンにヨーグルト。
卵があり、ゆで卵かどうか聞いてみるが、英語が通じない。
こん、と割ってみると固ゆでだった。

 

8:30出発。まだ外は薄暗い。天気もよくないようだし。


■パリの恋人 テヨンが通っていた語学学校
ホテルから割と近いのだが、場所的にはそんなに印象的な場所ではないし
天気が悪いので写真も今ひとつ?
おまけにバイトのメモを取り上げた場所を勘違いして撮影しており
あーがっかり。



ここでガイドブックを忘れたことに気がつき、一度ホテルに戻る。

■パリの恋人 オープニングで二人が座っている場所
季節が違うので感じがまるで違うのは仕方が無いか。
ジョギングしている人多し。
ここも観光客を狙ったスリが多いと聞いたが、冬じゃねぇ。



コインを投げる噴水が近くなのに、行くのを忘れていたので
後日訪問することに。


■パリの恋人 スヒョクたちが歩いていた場所

 

ノートルダム寺院。
ここでは怪しげな人物に何度も「英語喋れるか?」と
話しかけられたり、英語の文書を強制的に読ませようとする行為に
出くわす。外国人目当ての物売りだろうか?

景色がね~冬なのでね~やはり同じ季節に行かないと。
中のステンドグラスは美しい。
この後にマリーアントワネットが入れられていた牢獄を見に行く。
裁判所内の敷地にあるらしく、セキュリティゲートを通る。



彼女が入れられていた牢屋が再現してあるのだが
そこの写真を撮る気にはなれずに、撮影しないまま。
ギフトショップでマリーアントワネットのマグネットを購入。
日本での知名度からすると、なんだか
あまりクローズアップされていない気がする。
悪人ではないと思うけど、英雄でもないからな。


■パリの恋人 ヤンミ、テヨンのアパート周辺

モンマルトルの丘、である。
ここは変な憧れがあり、ロケ地とは別に行きたかった場所。
が、こ~んなに膨らんでいた私のイメージとやっぱり違っていた。



これがあの階段なのか。
違うだろう!横にはケーブルカーがあり、地下鉄のチケットで
乗れてしまう。違うだろう!
と、思いつつもケーブルカーで上まで行く。
さて本題。
出ました。ここ、ここ。

  


あの階段に、ヤンミのアパートに、テヨンが走っていた石畳。
でも、同じ季節に行かないと駄目です、やっぱ。

 

芸術家?が集まる広場もこじんまりとしていて、これも期待はずれ。
やさしそうなおばあちゃんから絵を買う。

下りももちろんケーブルカー。


■パリの恋人 ムーランルージュ

なんと工事中とな?!




そろそろ陽も落ちてきたし、お腹もすいた。
ホテルに戻ることに。
カルネがなくなりつつあるので、購入する。
カードで買ってみる。OK!
ホテルまで30分ほどかけて帰る。雨が降り始める。
駅前に行って、スーパーを覗いてみるが、購買意欲がわかず。
お腹だけがすいている。
途中でパリのキティちゃん発見。
ワールドワイドの活躍である。雨は降り続けている。
 
  

またチャイニーズの店でテイクアウト。
食べる前に本日の購入品記念撮影。
食べながら明日の計画を立てる。
実はホテルの近くにコインランドリーもあったが
地道にお風呂場で洗濯。
今回持参したストレイジで写真のバックアップを取る。
ついでにホテルの窓の外を撮影。



19;00ぐらいに就寝。




2008年12月23日(火)
パリの恋人その2
朝6:00起床。
6:30に朝食へ。今日は一番乗りである。
ので、いろいろと食べ物があり、つまり昨日は一団がさっと後だったようだ。
この手のプチホテルは食料の補充はしないようである。

だけど結局食べるものは同じで。

食事後部屋に戻ろうとして、リフトに乗ると品のいいおばあちゃんが
「ロビーはどこ?」とわかりやすい英語で尋ねてきた。
フランスは1Fがゼロと表示してあるので
3Fだと2という表示になり戸惑うのだ。
ちょっと話しかけてみると、カルフォルニアから来たと言う。


■パリの恋人 二人がすれ違う道&テヨンが歩いている道

ロケ地は時間がたってしまうといろいろ あるのだが。
この場合も工事中。

 


■パリの恋人 テヨンのバイト先

カフェは絶対開いていると思ったのに!
まっこういうこともあります。
なぜかここは入る道を間違えしまい、なかなか行きつかなかった。




途中、かわいい雑貨屋さんをみつけ少し買い物。



中国人のカップルが旅行のお土産か
大量にランチョンマットを買っていた。

■パリの恋人 ギジュの住む家
シャンゼ通りへ移動。
あ~パリだなぁ。とシミジミ思う。



ギジュの家はドラマのまんまで、うれしくなり写真をとりまくり
で、満足してしまい、凱旋門の写真を撮らなかった私。
ばかだ....

テヨンがドレスを返品した店がこの近くのはずで
かなり探したが、なくなってしまったのか??
店がなくなっても店構えはあんまり変らないと思うのだが
なぜか発見できず。


■パリの恋人 テヨンが歩いていた道


天気が悪くて残念だけど、ここは写真撮影スポットのようで
たくさんの観光客がカメラを手にしていた。
エッフェル塔も遠くに。

  


さて。お約束のHard Rock cafeへ。
必ず旅先ではここでピンを購入する私。
前回、プラハもオーストリアも無かったので
今回は必ず行かねば!と意気込んで向かった。
が、気のいいにーちゃんに世界中の店でディスカウントが効く
メンバーシップに入ることに薦められ
(以前日本だけのメンバーシップには入っていた)
断りきれず、27ユーロの投資。
20ユーロのキャッシュバックがあるらしい。

ルーブルの近くへ移動。
ここは最も観光客狙いのスリが多いとのこと(ガイドブック情報)
緊張しながらうろつく。



途中、ちょっと姿の良い噴水発見。
日本には店舗が無いジュエリーショップでエイや!の指輪購入。
Tax refoundの手続きをしてもらう。
近くにある日系旅行会社に入り、明日の夜のイルミネーションツアーを
申し込もうとしたら明日はクリスマスでほとんどのツアーがないと!
あらあら。しかたない。

■パリの恋人 テヨンとスヒョクが座っていたベンチ

青空が見えてきた。
シャッターチャンスである。



座っていたカップルが立つやその瞬間、激写。
う~ん、いい空の色。

本日は夜、オペラ座でバレエを見る予定なので一度
ホテルに戻ることにした。
部屋に入ると、思わず固まる。
なんと人がいたのだ!びっくりしたなんてものじゃない。
お風呂のタイルの修繕をしているとのこと。
仕方なくロビーに下りて、いつ終わるのか聞く。
あと30分ぐらいとのこと。
ロビーでインターネットをやって時間をつぶす(3ユーロ)。
それでもまだ終わらないので、また中華を買出し。
部屋に戻り、遅めの昼食兼早めの夕食。
やや小綺麗な服に着替え、オペラ座へ。



バレエを見たいというより、オペラ座に入りたくて
一番安いチケット=天井席をインターネットで事前購入していた。
20ユーロ。
まだ開場していなかったので、オペラ座近くの有名なラファイエットの
イルミネーションを見に行く。
想像以上である!



かなり寒くなってきたので、オペラ座の前のカフェで時間を潰そうと
カフェへ。
見下されたのか、案内もしてもらえず、呼んでも来てくれず
アホ臭くなったので、注文する前にオペラ座に戻ることにした。
ダフ屋と思われるおっちゃんから
何人にも声をかけられる。
そうすると運良く数分で開場。
一番に入り、そくウロウロする。
こりゃすごい。

 

1眼レフだともっと綺麗に写せたと思うのだが
さすがにそれをする勇気は無く、コンパクトでちょこちょこっと撮影なので
ちょっと残念。
何せ天井席、階段を登っても登っても行き着かず。
正直、落ちそうな感じ(ちなみに高所恐怖症)なくらい
席も小さくて、窮屈で閉所もだめな私はかなりつらい。
この夜は結局満席だった。



でも天井席なので、シャンデリアがすぐそこ。
セットみたい、という感想が一番あたっているかも。
当初から幕間で帰る予定にしてので(ホテルに戻るのが遅くなるので)
幕間でオペラ座を後にする。
劇場を出るとき再入場の券のようなものをくれるのだが
劇場の階段を下りていると
何人からか追いかけられ「戻らないなら券を譲って欲しい」と
しつこく言われる(英語で)
なるほどねぇ。こうしてただで見るんだなぁ。

10:00前にホテルに到着。
大きな通りから1本入っているので
やっぱり誰もいな状態だった。
11:00過ぎに就寝。







2008年12月24B(水)
パリのクリスマスイブ

本日クリスマスイブ。
7:00に起床。いつものようにホテルの朝食。



そろそろ体がクロワッサンになりそうだ。
オレンジジュースだけはフレッシュなので
とても美味しい。

9:00出発。どんよりしている。
まずは国鉄駅近くのエールフランスバス乗り場を確認しに行く。
明日、日帰りでニースに行くためである。
バス停の場所はちょっとわかり難かったので、事前確認しておいてよかった。


■パリの恋人 あの噴水


ホテルから地図上近いのだが、乗り物を使うとぐるりと回らなくてはならない。
ルクセンブルグに行ったときに行き忘れてしまったので二度目。
今日はパリに来て一番寒いし、イブということもあり
人が少ない。

地図を頭に入れてきたのだが
なんだか勘違いしてしまい、まったく反対の方向に歩いてしまったらしく
しかも目印にしていた建物と似たような教会があり、完全に迷う。
1時間もぐるぐる迷い、やっとたどり着く。
お~!!!!



確かにこの噴水は!
一生懸命写真を撮っていたら、歩いている人に不思議がられた。
すぐ近くにあるパルテノンの中に入ってみた。


 

綺麗というより荘厳、という感じの建物だった。


■魔王 地獄の門

上野の美術館にもあるが、こちら本家本元
ロダン美術館の地獄の門である。
上野と違って触れるようになっているので
結構みな触っていた。

  

このロダン美術館はロダンの邸宅を利用しているそうで
芸術家というと、貧乏という固定概念があったのだが
かなりすごい邸宅である。


天気が回復し青空が出てきた。
ここからパリ郊外へ移動し、マリーアントワネットのお墓を見にいくことに。
これも今回の旅の目玉の一つ。
ただツーリストインフォメーションが休みなので、現地ですぐ見つかるか?!
パリの地下鉄はゾーンで運賃が変るので、持っている回数券で行けるか
駅で聞いてみた。
行きたい場所をノートに書いて(発音できない!)
見せて、次に持っている回数券を見せる。
OKといわれて、安心して地下鉄に乗る。

30分ほど地下鉄に乗り、無事に到着するが。



右?左?
とりあえず人の多いほうに歩いてみる。
なんか違うようだ。まるっきりローカルで、ここがフランス???という
気もする。長い商店街のようなところで、とにかく人ごみがすごく
さすがにカメラを出す勇気がなかった。
このままたどり着かないのか?と思い、もう一度来た道を戻ると。
なんと駅の横にそれらしきたてものが。

 

ここは歴代皇室の墓地らしい。
教会内部ではなく、地下にあるので入場料を払って墓地に入る。
マリーアントワネットはルイ16世とならんで、
小さな小さな石の下に眠っていた。
彼女の母であるマリーテレジアのお墓をオーストリアで見たが
とても大きく、すごい彫刻がほどこしてあったのと
対照的であったけれど、夫の横にこうして永久の眠りに着いた彼女は
あの世で平穏に暮らしているのだろうか。
ここも写真を撮る気にはならずに、私の記憶の中だけにとどめることに。

本日は移動距離もかなりあったので
そこそこ疲れる。
パリ市内まで戻り、ホテルの近くでピザを買い込みホテルで食べる。
なぜか日本のアニメをやっていた。

 

なぜわかったかというと、大福引き大会という文字が読み取れたから。

夜景でも見に行こうかと思ったが
明日は早朝の飛行機なので、ホテルの近くのスーパーに買出し。
お土産になりそうなものはないかと物色。
いくつかパリらしいお土産を買い込む。
イブの夜で駅前ということもあり、レジは長蛇の列。
明日はホテルの朝食サービスの前に出発するので
直食用にクロワッサンとジュースを買う。
本当に体がクロワッサンになりそう。

部屋に戻り明日のニースのイメージ?トレーニング。
やや緊張し就寝。



2008年12月25日(木)
日帰りニースの旅
4:30起床。
当然外は真っ暗である。

昨日買ったクロワッサンを食べ、5:40にホテルを出発。
ホテルの玄関は鍵が閉まっていた。
開けてもらって真っ暗の中、空港行きエールフランスバスの乗り場へ。

 

日本語の説明もちゃんとバス停にある。
往復チケットを運転手さんから購入。

  

国内線発着のオルリー空港はあまりクリスマスしていない。
8:00発のニース行き。
誰も乗っていないんじゃないか?と思っていたら
満席だった。
朝日が綺麗で、となりのカップルが写真を撮っていたので
私もカメラをだしたところ、親切にそのカップルが写してくれた。

  

機内食はクロワッサン。
完全に体がクロワッサンだ。
1時間ほどでニースに到着。さむいぞ~!なんで???
しかも雨じゃないかっ。
空港のチケット売り場でバスの1日パスを4ユーロで購入する。
ニース空港から国鉄の駅までバスで移動。

無事に駅に着き目的のチケットを買うべく
窓口に並んだところ。



今日の午前中の電車は終わりました。え?
なんと?次の電車が3時間後?
で帰りは?20:00???
ぎゃ~!!!!
今回の旅、最大のピンチである。
頼みのツーリストインフォーメーションはクリスマスでお休み。
どうすれば???
諦めるのか?ココまで来て???
ともう一度、ガイドブックを読みまくる。
目的地までバスでも行ける様だ。
今度はバスターミナルまで移動。
少しダウンタウンを歩いてみるが、雨だし
クリスマスのため店はほとんど閉まっている。
雨がだんだ激しくなるので、トラムに乗りバスターミナルまで
何とか移動。
バスターミナルもなんとも寂しい感じで
案内所は閉まっている。
壁に貼ってある時刻表を舐めるように見て、なんとか目的のバスの
乗り場へ。

バスに乗り込む前に運転手さんに
手帳に書いた行き先を見せて、英語で聞いてみる。
どうやら行くようだ。
(英語で)着いたら教えてくれないか?といってみると
OKと言ってくれた(と思う)ので安心。

ガイドブックには10分ぐらいと書いてあり
それらしき街のようなところに止まったので
「ここでしょうか?」と聞いてみると
「忘れてたよ」(といったんだと思う。しかし忘れてくれるな!)
ということで無事にバスを降車。
ガイドブックに記載があったツーリストインフォーメーションは
見事にお休み。
この街のどこに駅が????

■パリの恋人 テヨンが朝を迎えた駅

どこの誰に聞けば私は駅に行けるのよっ!!
この雨のなか!
(当然私は傘はホテルに置いてきた)

と。拾う神あり。
おまわりさんらしき人が、二人なぜか立っていたので
声をかけてみた。
「Train stationに行きたいのですが」
片言の英語と持っていた街の地図で親切に教えてくれた上に
その地図をくれた。
ああ、ありがとうございます。
しかも簡単に歩けるというではないか!

ずぶ濡れになった地図を片手に雨の中を出発。
天気だと綺麗な町なんだろうなぁ。
だーれもいない道を、濡れながら地図を頼りに。

  

おお!駅の看板が。あの小さな穴はあのトンネルでは??



やった!ここだ!
夜じゃないけど。ここだよぉ。
頑張って来てよかったよぉ。
私もいろいろな旅で散々無茶してきたけれど
今回はマジメにアウトかと一瞬思ったぐらい
途方にくれた。来れてよかったぁ。
ニースまではるばる来て諦めるわけに行かないではないか。
ロケ地ウォーカーとしては。

ここは無人駅らしい。しばらく写真を撮り続け、放心した私は
テヨンのようにベンチにへたりこんだのであった。

帰りは来たとおり戻れば良いけど
結構、道が迷路みたいになってるから危なかった。
バス停まで無事に戻り、バスを待つこと30分。
中途半端な時間になり、まだニースの町の写真を撮りたかったのだが
飛行機に乗りくれてはしゃれにならない。
空港に移動することに。
帰りのバスの中で日本人観光客らしき人をみかける。
こんなところでねぇ。

  

ニース空港は綺麗な空港だった。
少し時間があるので、空港探検をする。
酔い止めの薬を飲むために、何かお腹に入れようと
キッシュを食べることに。なかなか美味しかった。
無事にオルリー行きに搭乗する。
帰りはガラガラであった。

 

オルリーに着いたときには真っ暗だった。
お腹がすいたなぁ。モンパルナス駅の中なら何か食べれるだろう。
とホテルに帰っていると、いつものチャイニーズのお店が
開いている!ありがたい。
いつもの、を買い込んでパリでの最後の晩餐。
ちとさびしいか?

 

食事をして、明日はスイスに出発のため
荷物の整理をし、ゆっくりバスタブにつかり早めに就寝。



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2008年12月20日~31日

その1
パリ編
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