準備も十分に出来ず、とりあえず航空券、鉄道のチケットとホテルの予約券を
片手に旅立った今回の一人旅。
つまり、行き当たりばったり!いいのかこんなんで!と
思いつつ出発日は来てしまった。
しかも学生時代を除くと、かなり長い行程で
二カ国を鉄道で移動するという初の試みもあるし
ヨーロッパ自体が始めての私である。
・治安は良いがスリは多い
・ユーロが高い
・英語が通じない
・寒い
というのが事前知識の全て。
しかし行くぞ〜の一人旅の始まりである。
ほぼ通勤と同じぐらいに自宅を出発し
成田エクスプレスで成田空港へ移動。
成田もクリスマスである。
成田は激込みだった。チェックインも出国も並びに並ぶ。
私はディスカウントチケットで、空港受け取りのため
事前の席の指定をしていない。カウンターで通路側を指定するも
通路側が取れない。とほほ。二列席、というのがあるらしく
気休めにそれにしてもらう。出国後少し時間があったので
近くにあったマッサージシートを試す。
最近はこんなものが空港にあるんだな。
ちなみに10分200円なり。
今回の航空会社はお初のオーストリア航空。
どんな感じなんだろうな、と乗り込むとこれがカラフルでとても可愛かった。
私の席は最後部の窓側。
隣はでっかいメタボおやじ。お腹が前のシートにくっつきそうである。
いびきというほどではないが、寝息が時々止まって
ぐっぐっと苦しそうにするので、人事ながら
やや心配になる。
二列席で窓側にも後ろ側にも隙間があり
通り抜けることが可能で(体が小さいと便利だ)
メタボおやじに気を使うことなく
するりと座席と壁の隙間を縫ってトイレに行く。
ほとんど食べてるか寝てるかだったので
11時間はそう長く感じなかったが
とにかく寒かった。毛布を追加で貰い、すっぱり被る私である。
酔い止めをしっかり飲んだので
機内食はきっちり頂く。
窓際の特権、空を撮影。窓際は窓際のよさがあるんだな。
普段は決して窓際には座らないので。
無事にウィーンに到着するが
プラハ行きへ乗り継ぐために
急いで移動。1時間もない乗り継ぎ時間なので
心配して聞いたら「ウィーンの空港は小さいですから」
と日本人のスッチーに言われた。入国もしないそうだ。
下りるところに日本人の地上職員が居て
「プラハ行きはどこですか?」と聞くと
すぐそこを入ってセキュリティチェックを受けるようにとのこと。
一瞬のウィーンを過ぎて、プラハ行きの飛行機へ乗り込む。
一応、搭乗の待合室で酔い止めの薬を飲む。
しかしここのどこから搭乗するんだろう???
と、思っていたら茶色の壁にドアがあり、そこへ階段があり
階段の下にはバスが待っていた。
周りは真っ暗。うっ、プロペラ機かいな?!
でもちゃんとスッチーは乗っていたし、英語のアナウンスはあったし
機内食?も出た。日本人のカップルが乗っていた。
酔い止め飲んだも〜ん、でこちらもちゃんと完食。
一時間弱のフライトで、無事プラハに到着。
小さなローカル空港で、クリスマスツリーがポツリ。
入国審査を過ぎ、まずはチェコのお金を1万円分両替する。
いかほどの価値かさっぱり分からぬ。
荷物をピックアップし(荷物はここで初めてピックするので
ちゃんと着いたか心配だったけど、無事荷物も到着!)
インフォメーションセンターへ、ホテルまでのミニバス乗り場を聞きに行く。
インフォメーションセンターにはアメリカ人と思しき
集団があーだこーだと言っている。
耳を傾けると、荷物が着いていないので
どうしたらよいか?と相談している様子。
もう一組も加わり、どうしようと困っていた。
ので、「荷物見つからないんですか?」
と話しかけてみると、「そうなんだよ!」
私は案内所で教えられたとおりダウンタウン行きのミニバスに乗り場へ。
ノボテルホテルなんだけど...とミニバス運転手らしき人に聞くと
あっちあっちと親切に連れて行ってくれた。
どうやら方面別にミニバスが別れているらしい。
無事にミニバスに乗り込みホテルへ。
すっかりプラハの街は夜である。
ホテルが一番遠かったのか、バスの中に最後一人取り残されて
やや心配になるが、見覚えのあるノボテルのマークが見えて安心。
料金を払い運転手さんにありがとうを言う。
さてプラハのホテルはソウルでよく利用している系列の
ノボテルホテル。
若干街中から離れているが、地下鉄駅近くなことと
後日、鉄道でオーストリアに移動するため
鉄道の駅にも行きやすいということで選択した。
いたってふつーのホテルなので
古城風とかそーゆー情緒もない。が、広い部屋で
ポットもついていたので、持参したティーパックで緑茶を入れ
暖まっていたら、急に眠くなり疲れもどっと出て、シャワーを浴び
日記も書かずに就寝。バタン。
現地時間夜の7:00ぐらい。
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